（一社）ランドスケープコンサルタンツ協会北海道支部は、1991年（平成3年）に設立されて以降、会員各社との研鑽を重ねながら、今日に至るまで北のランドスケープを追求し続けています。

　私たちがメインフィールドとする北海道の大地は、東端の知床半島を東京と重ね合わせると函館に近い西端の松前半島は岡山に達します。同じく日本最北端の宗谷岬と重なる北端は新潟県佐渡島付近、えりも岬と重なる南端は三重県南部の熊野灘付近に達します。

　このような広大なフィールドでは、当然の事ながら植生や地形・地質、気候風土がそれぞれ異なり、それらが織り成すランドスケープも実に多様で他の自治体と接していない北海道はその特異性からまるで外国のような魅力溢れる大地となっています。

　特に冬と夏の区別が明瞭であり、冬は沢山の雪に覆われ時には埋め尽くされますが、緯度の高い北海道の雪質は水分が少なくサラサラのパウダースノーとなり本州の雪国とは違った冬の魅力が創出され、多くの観光客で賑わいます。

　北海道でランドスケープを考える時、広大な大地や借景となる豊かな自然の活用、夏と冬とで異なる魅力の認識と発見など、ワクワクとドキドキが止むことがありません。

　北海道支部では、これからの北海道を盛り上げていく上でも、多くの仲間たちとの連携を望んでおり、いつでも新規会員を募集しています。また、ランドスケープを志す学生の皆さんの疑問や質問にも応えていきたいと思いますので、お気軽に当支部に追い問い合わせください。

　これからも北のランドスケープを盛り上げるよう汗をかいてまいりますので、よろしくお願いいたします。

　北海道支部長　　　福原　賢二